バイクのタンデムを楽しむ!方法と上手く乗るコツやポイントまとめ

8 min

2016-09-01_143420
バイクで知らない街を訪ね歩く。

ワクワクしますよねぇ。

そのバイクの後ろが荷物だけじゃなくて、大切な人だったら?そう考えたらもう心臓ばっくばくしちゃいますよねぇ。

タンデム走行では同乗者(以降パッセンジャー)はライダーに体を預けて密着します。

えっ、いやらしい?

確かにお化け屋敷で「キャー」を期待するより確実に密着しますが、
そんな下心全開じゃぁすぐにコケちゃいますよ。

車では感じないそんな心臓のバクバクも、数あるバイクの楽しみの1つかもしれません。

いつも通りの運転がどんなに丁寧な人も、タンデムにはある程度の難しさがあるものです。

そこで今回は、バイクでタンデム走行をするときのポイントをまとめていきます。

バイクのタンデム走行で大事な考え方

タンデムでは前提条件として、
心得ておきたい考え方があります。

「命を預かる」という概念

何よりも先に書いておきますが、

  • 免許取得1年以内の人
  • 任意保険未加入、あるいは同乗者保険がない人

これらに当てはまる人は絶対にタンデムしないでください。

タンデムはすべてが
パッセンジャー優先で
行われなくてはなりません。

もちろん事故がないことが最優先です。

しかしバイクである以上事故の可能性は0にはなりません。

万が一のこともできるだけの補償ができる状態が整っていない限り、たとえ法が許しても軽い気持ちでタンデムをするべきではありません。

「警察に捕まらなければいい話だ」と考える人に至っては、バイクも降りた方がいいでしょう。

h

命を第一に考える概念がない人には他人の命を預かる資格もないですし、
そもそもバイクとも無縁であっていただきたいものです。

パッセンジャーへの配慮に終始する

タンデムで一番大事なのは、
ライダーとライダーが心を
一つにすることだと思います。

そのためには、

  1. パッセンジャーシートに乗ったときの気持ちを理解しておくこと。
  2. 運転はパッセンジャーへの配慮に特化したタンデムモードでの運転。
  3. 運転するライダーの指示を尊重してもらえるようタンデムする前にうちあわせること。
  4. 事前にバイクの特性をパッセンジャーに理解してもらう。
  5. インカムがあれば利用し、なければ合図を決めておくなどコミュニケーションをしっかりとること。

この5つが必要になってきます。

1.パッセンジャーシートはまな板の鯉

筆者も最初はなかなか気づくことはできませんでした。

自分で運転していれば危ないことでも、自分で対処できるんですがパッセンジャーには

コーナーもブレーキも
信号待ちで足をつくのもライダー任せ。

ブレーキやアクセルのタイミングも
まったく見当がつきません。

前の人が体を動かしながら加速、減速するタイミングがつかめない誰かのバイクの後ろに乗るって結構怖いことなんです。

皆さんもなかなかバイクの後ろに自分が乗るという機会は少ないと思います。

たとえ自分のバイクでも、パッセンジャーとして自分が乗ってとしたらよくわかります。

なので、
相手の気持ちを理解するためにも

タンデムツーリングを考えている人はぜひ一度パッセンジャー体験をするべきだと思います。

bii

パッセンジャーをまな板の鯉のようにするか、はたまた鯉のぼりのように気持ちよくのびのびとした気分にしてあげられるかはあなたの思いやり次第なのです。

 

何が起こってもいいように、また万が一の不測事態に備えて、プロテクターや品質の高いヘルメットなどは用意したいですね。

「予算がないからホームセンターの安い半ヘルでいっか」

「彼女乗せたいけど見た目がダサいから短パンサンダルのままで乗ってもらえばいっか」

では、何かあった時には遅いです。

2.タンデムモードで運転する

いつもは峠を元気に走っていたとしても、
タンデム走行では大切な人の命を
預かって乗るわけです。

全てはパッセンジャーを第一に考える運転、それが「タンデムモード」です。

タンデム走行中は『いつもとは違うモードで運転している』と言い聞かせながら
次のことに注意していきましょう。

ttte

参考元;https://www.geocities.jp/yoshida_tms/newpage62.html

走る・止まる・曲がるの基本操作のタンデムモード

☆アクセル

アクセル操作は気持ち「溜め」をつくり、
じんわり開けてパッセンジャーにショックを与えないようにする。

☆クラッチ

始動時は半クラッチを長めに使い、
シフトチェンジは瞬時に行うことでパッセンジャーに変速時のショックを与えないようにする。

☆ブレーキ

特にブレーキングはちょっと長めの距離をとって戻しながら止めるようにしていたり、相手にショックを与えたりしないように、やんわりと握って少しずつ緩める感じにする。

ブレーキに関してはもう少し解説しましょう。

名付けて「電車ブレーキ」です。

 

2016-09-01_144930

もし電車のブレーキがギュッとかけて
止まるだけだったらどうなると思います?

速度が0になったときに反動で立っている人はみんな倒れちゃうんです。

なので、最初にじんわり入力してある程度速度を落とせたら、そのあとはゆーっくり止まるまで緩め続けるんですよ。

緩めながら止める、これがポイント!

イメージ的には

  • 最初は柔らかい生卵をつぶさず握る感じでブレーキを握りはじめ
  • そのうえで、徐々に握る力を強くしていく

みたいな感じです。

電車の運転手でライダーの友達が何人かいますが、
みんな仕事柄?これを励行しています。

こうすると車体の挙動が穏やかになり運転に余裕が生まれます。

これはサーキットでもタンデムでも状況に合わせて応用できて、非常に有効なブレーキング方法なんです。エンジンブレーキと併用することで、安定した制動力を発揮しますね。

今度電車に乗ったら運転席を見ながら電車がどんな感じで減速するか感じてみてください。

バイクや車の運転でやると、「なるほど」と思っていただけるはずです。お試しあれ。

これらの操作の肝は「急激な操作をさけ、
パッセンジャーへショックを与えない」
これが目的です。

3.運転するライダーの指示を尊重してもらえるようにする

タンデムで運転するときには、パッセンジャーが安全に安心してライダーに任せてもらえることが絶対最初に必要になります。

船では船長ですが、バイクにおいてはあなたは車長というわけです。

se

ただバイクの車長たる者、決して指示命令ばかりする偉そうな暴君であってはなりません。

常に頼れる優しいキャプテン、みたいなイメージがふさわしいでしょう。

あくまでもここで言う指示とは
安全確保上必要なことにおいて、ということです。

誰をの乗せる時はいつもですが、慣れていない人、バイクの知識がない人を乗せる前提です。

例えばやたらなタイミングでパッセンジャーが乗ってこられたら、
バランスを崩して「おっとっと」となるでしょう。

それに降りるときに勝手に降りられたら、後続車に轢かれちゃうかもしれません。

運転するライダーがまず体制を整えて「いいよ」と言ってから乗ってもらう。

逆に、同じように運転するライダーが周囲の安全確認をしてから
「いいよ」と言って降りてもらう。

そのあたりの声掛けとそれに従ってもらうお約束をするのが基本です。

4.事前にバイクの特性をパッセンジャーに理解してもらう

大事なので重ねて言いますが、運転する人は誰かに頼んででも必ず自分がパッセンジャーになってタンデム体験してください。

バイクの知識が全くない人を
後ろにのせる場合もあると思います。

待ち合わせ場所に行ったら、車に乗せてもらうような気持ちの彼女がでタンクトップに短パンサンダルで「おまたせー」とか困りますよね。

というかそのまま乗せちゃってる人、実際見かけます。

それにパッセンジャー経験のない
ライダーの運転だったら最悪です。

二人とも何が危ないんだか把握してないんですからねぇ。

まぁそれは先述のことなんでこの辺にしときます。

いずれにして、運転するライダーは危険について
しっかりとした概念を持っている必要があります。

2016-09-01_145145

そしてタンデムをする前にパッセンジャーには、
バイクに乗るにあたって必要なことを理路整然と説明しておく必要があります。

例えば

  • 肌を覆う服を着る必要があること。(防護と防寒)
  • ライダーの尻をニーグリップしてもらうこと。
  • ライダーの前に腕を回して自分の両手首をガッチリつかんでいてもらうこと。
  • 走行中に暴れたり、ライダーの操作を阻害しないこと。
  • 乗車・降車・体重移動等ライダーの安全指示に従うこと。

ぐらいは最低限説明して、
理解していただく必要があるでしょう。

また、グラブバーのあるバイクもありますが、やはり密着してもらった方がバイクは重心の関係で安定します。

それから寒暖の備えも相談して、
実用重視の服装を考えてもらいましょう。

髪の長い女の子なら、痛みますから髪をメットに入れてもらうとか。

そのあたりのこともちゃんと説明しておく必要があるかもしれませんね。

5.コミュニケーションをしっかりとること。

パッセンジャーも最初は緊張しますが
慣れてくるとその反動もあって、
意外に退屈になってしまうこともあります。

昔はインカムなんて今よりもっと高価で特別なものでしたから、当然誰も持っていません。

こんな時には事前にハンドサインを決めたりして、「休憩したい」とか「もう少し」とかいろいろコミュニケーションをとってました。

もっとも、そのころは携帯もなかったですけどね(笑)。

今でもインカム無しという状況は間々あると思いますから、この辺はしっかりしておくといいでしょうね。

インカムのない場合は合図を用意しておきます。

  • 何か落としたら肩をたたく
  • トイレの時はヘルメットをコツンとやる

などなど、認識を統一しておけば
だいたいは通じます。

ドリカムの曲ではありませんが、5回合図はなんとやらですね。

ちなみに、
インカムの威力はタンデムでは絶大です。

いつもの景色も何かと違って
見えて楽しくなってきますよ。

インカムについてはこちらの関連記事をどうぞ。

親子でタンデムするときは?

70過ぎた母を乗せて
千葉の内房にいったことがあります。

年よりを乗せる場合はその人の元気さに合わせて、
特に休憩をマメに入れてあげればいいかなと思います。

普段は車で行って見えていた景色がまた空気感を伴って新鮮に見えたらしく、「また乗りたい」って喜んでくれたので息子としてもうれしかったりして。

誘える人はお誕生日や敬老の日にプレゼントとしていいかもしれません。

問題は娘ですね。

 

ゆくゆくは子どもと一緒にとバイクを楽しめたらなぁ、
なんてひそかに思ってませんか?

そうですよね、かみさんがなんていうかうちも今の段階わかりません。

ただ今さら「3ない運動」もないでしょう。

なんで、「おとうちゃんの大好きなバイクってこんなに楽しいんだよ。」ってちょっとでもいいからわかっていてほしいですよね、自分の子には。

誰を乗せるときも
無理やわがままは禁物です。

当然、お子さんを乗せるとなるとこれはまたさらに緊張も倍増ですよね。

特に子どもって
すぐ寝ちゃうじゃないですか。

その辺も心配ですよね、乗っけてるだけじゃ飛んでちゃいますからね。

でも最近はこんなライディング親子をサポートする便利グッズが出ているのでご紹介しましょう。

こちらは、

タンデムライダーズ(TANDEM RIDERS) タンデムツーリングベルトというもので、言葉のとおり親子でタンデムするときに使えるベルトなのです。お子さんの身長が100㎝~150㎝まで対応できます。

ご覧のとおりバイク用おんぶ紐というといった感じの商品で、
お子さんが脱落する心配がありません。

これなら安心ですよね。

ただこれでも寝ちゃった場合の首とか心配ですよね。

キッズ用のネックブレースを使う、とかも有りかもしれませんが、子どもと一緒の場合はちょっと考えて

  • 暖かい日で短時間に限る。
  • 休憩もかなり多くとる。
  • スピードを控える。
  • 無理をしない

といった点に注意して、最初はほんの体験程度の走行から、徐々に慣れさせるようにしましょう。無理に乗せるのは厳禁。トラウマになっちゃいますからね。

あくまでお子さんが気に入って楽しいという範囲で載せるように配慮しましょう。

当然メットや服装はキッズ用フル装備でお願いしますよ。

タンデム可・不可はあらかじめ確かめよう

ft

参考元;https://freesozai.jp/itemList.php?category=roadsign&page=index&type=sozai

ご存知のことと思いますが、
この標識の出ているところではタンデムはできません。

たとえば都内の走行。

有名なところでは首都高速の中高環状線の内側の
ほとんどの部分に入ることができません。

sh

参考元;https://www.shutoko.jp/use/restriction/bike/

環状線を廻ることができるようになったので
これでもだいぶ便利になった方ですね。

そもそも平成17年3月31日までは
高速二人乗りそのものがNGだったんですから。

地域によって規制が設けられている可能性もあるので、
事前に地図でチェックするといいですよ。

また二人乗りが解禁になった同年の4月1日に、高速でタンデムをしていい運転者の条件が追加になったのってご存知ですか?

先述の通り免許を取って1年以上たっていないとタンデムそのものがで来ないのは周知のとおりです。

 

高速度道路に至ってはそこに「20歳以上」という年齢条件が追加になっています。

ちなみにこれら条件違反運転については罰金が12,000円原点は2点です。

 

罰金や点数は昔、バイクの大きさで分けていましたが、
今は大型と統一で厳しくなっています。

バイク高速2人乗りは長い時間をかけて折角解禁された経緯もありますから、
無茶をするといつ禁止になってもおかしくありません。

ライダー自身で規制の紐を首にかけることになりますが、ともかく命が優先です。

法の規制以前に、理性あるジェントルな運転で自制したいものですね。

まとめ

経験あるライダーの方であれば、最初に後ろ人を乗せたときのあの緊張感って
なかなか忘れられないものなんじゃないでしょうか?

筆者もバクバクでした。

脳みそが下半身についている人でもなければ、たとえ異性を乗せるときにも感じた心臓のバクバクの中に合ったのはどっちかというとその責任の重さの方が大きかったんじゃないですか

そりゃぁ、大なり小なりは
人によって当然違うとは思いますよ。

でも恐らくこのときの緊張感って、一生忘れちゃいけないんじゃないかって思うんですよね。

筆者の場合は、ミスでいないという緊張感と責任感とで肩やら腕やら背中やらにばっちばちに力が入って、降りたときにしばらく筋肉痛になった痛い思い出とともに覚えています。

バイクの後ろって大体見時しらずの人を乗せる機会ってほとんどないですよね。

いつもバイクに乗るのが楽しい!
と思っていて、
そこに大切な人が乗ってくれる。

少なくとも、自分の運転で「バイクって楽しいね」なんてバイクを好きになって共感して欲しいじゃないですか。

そしてその人もいつの間にかバイクに乗り始めたりして・・・。

バイクの上で同じ空気に触れ、距離を重ねるうちに同じ景色を共有して
どんどん気持ちが近くなっていく。

若いっていいねぇヒューヒュー、
なんて思ってたら最近気が付いたんです。

歳のいった夫婦がタンデムするとバイクがタイムマシンにもなるんだって。

ご夫婦の方、たまに二人でタンデムで出かけてみてください。

なんだか遠い昔に置き去りにした新鮮な空気感が、
夫婦の間に漂ってきたりすることも・・・。

バイク以外にこんな気持ちになれる乗り物ってあるんでしょうかね。

私はないと思います。

RIDE WITH LOVE!

 

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。