良いバイクを手に入れた時に愛着を持ってカスタムするのは楽しいと思います。が、もう一つこだわってほしいのが任意保険の契約。
万が一バイクで事故を起こした場合相手と自分に必要な分だけの補償ができる任意保険が必要です。
追加でお金を支払わなければいけないなんて事になると、バイクだけでなく財布にもダメージが加わることになりますからね。
また、任意保険を安さだけで決めてはいけません。中華マフラーとは話が違います。
色々な選び方が存在するので、安かろう悪かろうな保険選びは止めておきましょう。
今回は、
バイクの任意保険の選び方についてコツや、自分にあった最適なオススメプランの選び方などを紹介していきますね。
また、オススメの格安で申し込める「インズウェブ」という業界最大手のネット型保険会社についても紹介していきます。
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Contents
バイクの「”任意”保険」は「入らなくてもいい」という意味ではない
まずこの記事読む前に知っておいてもらいたいのですが、
任意保険は任意という言葉が付いているものの、「入る・入らない」と主観で決めるべきものではないという事を知ってもらいたいです。
参考元: https://kurumahoken30.com/kei/keisouba.html
それはその時になってみないとわからないものですが、ひとたび事故に遭った場合は、被害者にも加害者にもなり得ます。
むろん、バイクどころではなくなる可能性も当然考えられるでしょう。
自賠責は強制保険なのでこれで相手のケガや物損に対して支払いはできるものの、非常に範囲が限定的です。
ここでクイズですが、、任意保険で対物3000万円までの保証で安心できるでしょうか?
10秒ぐらい考えてみてください。
…
…
…
…
では、答え合わせをしていきましょう!
たいていの人に聞くと、あれは10万円か数10万円で建っていると思っているようなのですが、それは大きな誤解です。
参考元: https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/7f/5c5ba7f00fcb1702d071566d4938fc6e.jpg
この類いのポールは大概1000万円以上の金額になります。ぶつかって曲げたりでもしたら弁償が大変ですよ!
だからこそ、年間数千円~1万円程度の差があろうが、任意保険は必須となります。対物は無制限を選択する以外の事は考えないほうがいいんです。
続いて人身傷害は無制限以外のものは論外、ということについて理由をお話していきます。
人身傷害は無制限が絶対条件な理由
「大丈夫」という言葉に絶対はありません。
入らないという選択はもはや人生で何億円もの借金を無条件で背負うことと同じだと思っていいです。
そう、
任意保険の任意という意味は「あってもなくても良い保険」ではありません。
ではどういう意図で解釈すればいいか?それは、
「もしものときに必要な補償内容を任意で決めるための保険」という意味合いをもっている、と解釈しておくべきです。
また、被害者になった場合にはお互いの誠意ある対応というものを引き出しつつ求めたいところ。
事故という特別な状況下では、普段ないような特別な感情に左右されがちです。ましてや一人で急に何もわからないとき、それらを熟知した専門スタッフの迅速な仲介は力強いものです。
最高速度や最大トルクは数値化できますが、保険はそうといきません。
つまり任意保険に期待する性能は加害責任において、自分の誠意・責任能力を相手の納得がいくまで補完できるかが最大の焦点です。
だからこそ、もしもの時に保証内容をしっかり見ずに安さだけで決めた保険では安心できない、というわけです。
任意保険は「安さ」だけをゴールにしないべき理由
経験から言ってしまうと、事故が起こった後でもめる人は値段にしか興味のない人が多いのです。
普段は平静を装っていても、切羽詰まった状況になると人間の本性というものが垣間見えてくるもの。
保険会社によってサービスの内容は異なるもので、もっと言えば形のない商品を買うわけです。
だからこそ、「なぜ安いのか?」や、高い金額でも内容と照らし合わせたら「これならむしろお得じゃん!」と、いろいろな視点から吟味していかなければなりません。
最近はいろいろな一発比較サイトがあり、任意保険についても見積もりの安い順にランキングしていくサイトがあります。
このサイト自体は否定するものではありませんが、問題は使い方です。そこに現れた一番安い保険会社の数字だけを見て飛びつくのは絶対にやめた方がいいでしょう。
場合によっては高単価の紹介料がもらえるからとランキングを意図的に組み替えている場合もあるので、あえてクドく言いますが、比較するときには内容をよく読むべきです。
- その価格の安さの裏には補償の弱いものがないか?
- 高い保険料の場合はどんなサービスが充実しているのか?
- 保証限度額が極端に安くなっていないか?
- コールセンターの対応は十分受けられそうか?
- ロードサービスの内容や追加料金の説明などはあるか?
必要なものが必要なものだけ補償されているかをチェックしましょう。
安さに飛びつかず、ちゃんと見てから買うのが比較サイトを活用して任意保険を賢く選ぶポイントです。
オススメなのは一括見積サイトで、無料見積もりをとっておくことです。
筆者のオススメは「インズウェブ」という所無料見積りを取る方法ですが、車検証だけあれば無料で、かつ5分ぐらいであなたの目的にあったもっともお得な保険会社の見積もりをチェックできます。
→→ さっそくインズウェブで無料バイク保険一括見積もりしてみる
バイク用保険はロードサービス付きがオススメ
車は少々の接触事故を起こしても自力で走行できることが多いですが、バイクはそうはいきません。
バイクの場合は事故をすると、自走できなくなる場合がほとんどです。
バイクの自損事故、転倒というのは残念ながら付き物。
ウィンカーやブレーキレバーが
ポキン!と折れてしまったり、
ステップが曲がってしまい
まともに走行できなくなることも良くあります。
本来自走不能となればJAFやJBRといったロードサービスを依頼するのを余儀なくされますが、出動料金や1kmあたりの単価が高く、搬送だけで数十万円という相場は経済的に相当な痛手です。
いつお世話になるかわからないロードサービスの会員費を払い続けよりも任意保険に契約しているだけで無制限のロードサービスが使えるというのはどう見えるでしょう?
こちらの方がはるかに合理的でお得だと言えます。
バイクの任意保険の相場とは?
「選び方は分かった。
でもさ、保険っていったい全体
どれくらいが相場なの?」
これは非常に難しい質問です。まず自賠責の場合、内容がほぼ一律です。
何ccで何カ月かけるといくらという計算をしますから、料金はすぐにわかります。
しかし、任意保険の場合にはまた異なります。
- 補償内容
- オプション
- ライダーの年齢
- 乗るバイクの排気量
- 保険の等級
これらを考慮した上で、各社見積もりサイトはそろばんをはじき出しています。
対人対物の補償は無制限にするとして、あとは他の部分ですよね。
では、どのようにして任意保険を決めていけばいいのか?さらにくわしくお話していきます。
ノンフリートで申し込む場合の保険料相場
また、一般的に個人が一台づつ(9台まで)任意保険をかける場合「ノンフリート」というかけ方になります。これは1~20までの等級で仕切られています。
初年度は6等級からスタートして、無事故で一年かけ終えると次年度から率が割り引かれやすくなります。
逆に事故があると、掛け率が上がり高くなるという仕組みになっているのです。
等級の数が多くなればなるほど割引が進み、最大の20等級では約―63%、1等級は+64%と差が出てきます。
ですから相場はある年齢、ある等級で各社の任意保険を比較した場合の数値ということになります。
一番大きく違うのは、20歳以下の人と21歳以上の人では各社で値段が大きく違うという点ですね。
この年代は一番事故率多いために掛け率を大きく設定しています。
でも大体の値段はいくらくらいなのか教えてよ、という声もあるでしょう。
これは、ネットの一括見積もりを使ったほうが判断しやすいです。
コストで考えるならネット型の保険がオススメ
ネット通販型の場合には、代理店型と大きく違うところがあります。
それは、
「コストが比較的安い保険を簡単に見つけることができる」
という点ですね。
つまり等級や年齢・加入年数という一般的な加算条件に加えて、免許の色や、一年に乗る距離数などによって条件を変える「リスク細分型」というかけ方ができる上、店舗コストがない分安くなっているのです。
上手に使えば1万円以上浮かすことができますから、オフロードもオンロードスポーツもといった複数バイクを持つ人にはかなりうれしいお話です。
では、どれくらいお得なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
使用状況を仮定してバイク保険料を計算してみる
では、試しに条件を決めて計算していくことにします。
※今回紹介しているインズウェブにて調査してみました。
例) 250ccスポーツバイクについて未成年運転がある場合と、21歳から29歳までの方で、代理店型と外資ネット通販、そして国内ネット通販と業態の違う保険会社3社の例を比べてみました。
共通の条件は以下のとおりです。
- 家族以外の運転:なし
- 他の親族・子供の運転:なし
- 年間走行距離:8000km以上
そして保証内容は以下のとおり。
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:2000万円
- 人身傷害補償:なし
- 搭乗者傷害保険:200万円
- 車両保険:なし
すると、以下のような金額になることがわかります。
未成年 | 21歳以上30歳未満 (現在の等級9等級) | ||||
損保ジャパン日本興和 | アクサダイレクト | 富士火災海上 | 損保ジャパン日本興和 | アクサダイレクト | 富士火災海上 |
48,610円 | 32,960円 | 34,270円 | 30,750円 | 21,990円 | 18,850円 |
更に通販型の場合はインターネット申し込み割引がてきようるほか、更新についても優遇されます。
また、「リスク細分型」と呼ばれるものだと免許の色や走行距離または排気量も加味されますから安くなります。
他社からの保険の乗り換えなどの時には、さらに便宜を図ってもらえる場合があります。
無料一括見積もりのサイトは、そういった時に非常に心強い存在になります。
起きてからでは遅い事故。高額な保険適用外の弁償代などの捻出に財布や心をすり減らす前に、無料で見積もりをすることを強くオススメします。
バイク用任意保険人気の保険会社は?
代理店費用を押さえ、リーズナブルな価格で入ることのできるバイク用ネット型保険。
ABSはいざというときにクラッシュを未然に防いでくれますが、その先に何かあったときはライダーの人生そのものがクラッシュするのを最大限に防いでくれるのが保険なのです。
最近では任意保険だけではなく、自賠責保険もネット通販型が登場しています。内容はバイク保険は原付から大型バイクまで、非常にカバーの幅が広い形になっています。
そしてかけ方も保険会社によって様々なものがありユニークです。
そんなバイク用任意保険を、保証内容のと金額のバランスを加味した形でまとめてご紹介します。
(※保険会社の筆頭順は保険商品の優劣を示すわけではありません。内容をご覧いただき、ご自分に合った保険を選ぶヒントにしていただけたらと思います。)
おすすめ任意保険その1.アクサダイレクト
テレビでもCMでおなじみのアクサダイレクトです。
初年度はレッカー移動が50kmまでの限定付き、2年目以降の継続では、さらにガス欠時のガソリン代が10Lまで無料となるほか、玄関のかぎ開けがサポート対象に加わります。
- 1事故1チーム対応
- 搬送サービス距離無制限(ロードサービスの最寄り指定工場まで・初年度50kmまでの制限あり)
- 修理後車両引き取り費用サービス(修理工場までの片道交通費1名分を税込50,000円まで負担)
- ガス欠時燃料補給を2年目から無料(一年目はガス代実費)
- 宿泊費用負担(搭乗者分含む・ビジネスクラスまでの限定あり)
- 帰宅交通費負担(搭乗者分含む・合理的な経路で普通運賃のみ)
- ペットホテル代負担(帰宅困難時、ペットがバイクに乗っていた場合のペットホテル代1泊分負担)
- メッセンジャーサービス、(会社や家族に事故に遭っている状況を伝えてくれます。)
- 自宅鍵開けサービス、万一自宅のカギを事故で紛失しても、業者に連絡して自宅開錠
- 落輪引き上げサービス、落差1m以内の落輪引き上げが無料(両輪は有料)
アクサダイレクトは日本で最初に「リスク細分型」のバイク保険をの販売した会社で、年齢条件、バイクの使用目的・免許証の色・年間予想最大走行距離(三段階)によって保険料が変化するのが特長です。
インターネットでの申し込み時最大10,000円の割引が適応になるインターネット割引もありますから。これはお得です。
こうなれば、意地でも目指すかゴールド免許。
おすすめ任意保険その2.チューリッヒ
関連記事 → チューリッヒ保険は最安だけど安心できる?筆者が実際に加入してチェックしてみました!
チューリッヒは自前のロードサービスを持っていますから頼もしいですよね。
サービス内容はほぼアクサと似ていますが、ロードサービスが指定工場以外への搬送も100㎞までは対応してくれるのは強みですね。
- 1事故1チーム対応
- 搬送サービス距離無制限(ロードサービスの最寄り指定工場まで、指定工場以外は100㎞まで無料対応)
- レンタカーサービス事故現場から最寄りのレンタカー営業所からのレンタカー(4輪)24時間費用を負担
- 修理後搬送サービス全額負担
- 携行品保証(店頭によりデジカメが破損した、等に対対応)
- 予約中の宿泊施設等のキャンセル料金を50,000円まで負担
- ガス欠時燃料補給を10ℓまで無料
- 宿泊費用負担(搭乗者分含む・ビジネスクラスまでの限定あり)
- 帰宅交通費負担(搭乗者分含む・合理的な経路で普通運賃のみ)
- ペットホテル代負担(帰宅困難時、ペットがバイクに乗っていた場合のペットホテル代1泊分負担)
アクサが保険継続年数に応じて保険内容を充実させるのに対して、こちらは全サービスを1年目から提供しているのが大きな違いです。
また、アクサが修理後に修理工場までの片道交通費を出すのに比べ、こちらは修理後に家まで無料で搬送してくれるというのですから便利ですね。インターネット割引は3,000円ですが、内容はよりライダーの身になっている気がします。
これは迷いますねぇ。
おすすめ任意保険その3.三井ダイレクト
先述2社が外資であったのに対しこちらは国内の三井損保ダイレクトが2005年から手掛けるブランドです。
搬送サービス距離無制限(ロードサービスの最寄り指定工場まで無料、それ以外30kmまでの制限あり)
- 弁護士費用特約あり
- 専任スタッフによる対応
- 搬送サービスは10万円が限度で初年度から利用可
- 当日の宿泊サービスは一人1万円を限度に運転者と搭乗者分OK
- 当日もしくは翌日の帰宅費用を一人2万円を限度に運転者と搭乗者分負担
- 対無保険運転者保険が全体に組み込まれている
- 落輪引き上げ作業20000円まで負担
インターネット割引は一律3,000円ですが、証券を発行せずネットで確認するタイプにするとさらに500円優遇されます。
基本的な部分は外資2社と同じですが、搬送サービスは指定工場以外が30㎞まで無料。うーんこれは素直に指定工場に持って行ってもらうかですね。
これらの保険の良し悪しは、一人ひとり状況によって異なるのでまずは無料見積もりからですね。
バイクの任意保険の一括見積もりは、こちらのサイトから10分足らずで申込めます。
バイクの車検証と免許証を用意して、お得で同じ保証内容の保険会社があるかどうかチェックしてみるのもいいでしょう。
かくいう私はチューリッヒで見積もりを申込みましたが、
- 対人対物無制限
- 搭乗者傷害の補償あり
- ロードーサービス付帯
これだけの条件がついて、毎月の保険の費用は2000円に迫る金額になっています。(21歳以上)
ネットからの申し込みをすると、保険証券がネット上で完結する形式をとれるため、証券の発行手数料500円が節約できるのも大きいです。
500円あれば、USBの電源プラグが購入できてしまいます。ツーリングの休憩の缶コーヒーも3~4缶買えてしまいますね。
事故で保険を使うとき絶対してはいけないこと
実は筆者の叔母は、
大手の損保会社の副支店長でした。
母も代理店を経営していました。
ですから、こうして保険が必要になった場面でもめることは昔から知っていました。
保険会社でもめると、結局、言った言わないの話に持ち込んでごねる人がものすごく多いのです。
保険会社としても契約の際は内容を説明の上承認をもらうことになっているのにもかかわらず、です。
- 「知らない」
- 「読んでない」
- 「わかりづらいのはお前らのせいだ」
の類をいってごねる人のなんと多いことか。
筆者の務めたレンタカー会社でも
同じようなことが毎度のようにあり
ウンザリするほど起きていたことです。
ましてやこれらの保険はネットからの申し込みで値段を安くしているものがほとんど。
ですので賢く保険を選びたいと思ったときには、どんなに細かくて読みずらい内容であっても約款はしっかり読んで納得してから購入してください。
加害事故は起こした人の責任です。いくらどんな保険に入ろうがお金をいくら払おうが、事故に対しての責任の回避はできないので勘違いはしないでください。
あえて書きましたが、
人間の弱さとでもいうのでしょうか、
保険に任せきりで誠意がないようでは
本当にどうしようもありません。
確かに保険にお金を払いますが、人に任せきりで誠意のない保険利用はかえって相手の怒りを買ってさらにもめますから、保険の利用にもしっかり示談成立まで責任を持ちましょう。
まとめ
バイクに乗っているときついスピードの爽快感に心を許してしまうときもあるのはライダーとして理解しています。
サーキットで、周りの人間も同じ目的で走っているという状況ならそれでよいのですが、一般公道は勝手がまるで違います。
小さな子どもさんから障がいをお持ちの方そしてお年寄り。慎重な運転で危険なものや容損物や人を載せているドライバーさん。運転のうまい人そうでない人。
ありとあらゆるペースの違う人が、同じ道路の上にいるのです。
それを忘れてしまうというのでは、どんな素晴らしいバイクも単なる凶器に変えてしまい、そこにかかわるすべての人を不幸にしてしまうでしょう。
皆さんは、さだまさしの「償い」という曲をご存知でしょうか?
この曲には、過労運転がたたって命を落とす事故を起こしてしまった加害者が、半生をかけて被害者に働いたお金を送り続けるという実話が描かれています。
後にとある裁判で、一向に反省の態度を見せない被告に向けて、裁判長がこの曲を引用して加害者のあるべき精神を説いたという「償い裁判」というのがあったほどの名曲です。ぜひ1度お聞きになってみてください。
いくらいいバイク、いい保険があるといっても、車やバイクは運転する人の心がけ次第で悪魔にも天使にもなるのです。
公道は周りに配慮してゆったりと、飛ばしたいときには遠慮なくサーキットへ。
骨が折れたときにも太い保険の柱があると、とにかく安心できますよ。
そのためにも、バイク保険は一括見積でしっかり吟味して、ムダのない安心できるものを探しましょう!
→ さっそくインズウェブで無料バイク保険一括見積もりしてみる
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